注文住宅の土地選びで注意しておきたいポイントは？

注文住宅の間取りを考える前にやっておきたいゾーニング

注文住宅の間取りを考える前に、以下のようなゾーニングを行うことをお勧めします。最初に家族の生活スタイルを分析しましょう。家族がどのような活動を行いどのような時間を過ごすかを理解することが重要です。例えば家族が集まって過ごすリビングルームや、家族が自分の時間を過ごすための個室が必要かどうかを考えます。 次に各部屋にどのような機能を割り当てるかを決定しましょう。例えば寝室は寝るためのスペースとしてのみ使われるのか、勉強や仕事に使われるのか、またはリラックスするためのスペースとしても使われるのかなど、機能を明確にすることが重要です。 機能が決定されたらそれらをどのように配置するかを考えましょう。寝室は静かな場所に配置する必要があります。家族が過ごす時間が長いリビングルームは、他の部屋とのつながりを考慮して配置する必要があります。各部屋の配置が決まったら、トラフィックの流れを考慮しましょう。家族がどのような動線で部屋を移動するかを考え、その動線がスムーズになるように配置を調整します。子供部屋と親の寝室は近くに配置すると、夜中に子供が泣いた時に親がすぐに対応できるようになります。 これらのゾーニングを行うことで、注文住宅の間取りを決定する際に家族の生活スタイルや好みに合った、機能的で快適な住まいを実現することができます。

注文住宅は見た目だけでなく生活動線を意識して設計

注文住宅は外壁や屋根、内装といった目につく部分を中心に設計に力が入る傾向ですが、目に見えない部分をしっかり考えることも大切ではないでしょうか。移動や部屋の使い勝手を決定付ける生活動線は、注文住宅の計画や設計において軽視できないポイントです。部屋と部屋の間の移動距離が長かったり、目的地までに何度も角を曲がる設計だと、移動に時間が掛かって不便です。角があると向こうから家族が移動してきても近づくまで気が付きにくいので、うっかりぶつかってしまう可能性があります。生活動線を考えると注文住宅の経路はなるべく真っ直ぐに、角を作らないようにすることが大事だといえます。他にも玄関から各部屋、水回りとそれ以外の位置関係などについても、考えて注文住宅に盛り込むことが重要です。特に小さい子供や高齢者が居る家庭では、目に見えない設計が生活の快適性を左右することになるので、本人の気持ちや視点で動線を確認してみる必要があるのではないでしょうか。